コロナ禍になってから手洗いをすることが多くなり、ハンドソープを使う機会も増えたのではないでしょうか。
我が家ではキレイキレイやビオレを主に使っています。
ハンドソープを使っていて気になるのが、手に残るヌルヌル。
今回は、あのヌルヌルについて調べてみました。
また、ヌルヌルせずお買い求めやすいハンドソープも紹介しています。
(最後にはウイルスへの効力も調べてみました。)
ヌルヌルの正体は?
ハンドソープで手を洗う時に残るあのヌルヌルは一体何なのか、調べてみました。
保湿成分
近年では保湿成分が配合されたハンドソープが多く出回っています。その保湿成分がヌルヌルの原因だという話もあります。
メジャーな商品で言うと、ビオレがヌルヌル感が強いとネットでは言われています。つまりは、保湿力が高いハンドソープだと思われます。でも、ビオレ以外でも普通にヌルヌルしますよね。その理由が次です。
合成界面活性剤
合成洗剤系のハンドソープは、合成界面活性剤が含まれており総じてヌルヌルしやすいようです。
現在市販されている多くのハンドソープは、この石油から作られた合成界面活性剤が含まれているます。
合成界面活性剤というのは、汚れを浮かせて落とす為の強力な成分で、例えば食器用洗剤などにも含まれています。
ヌルヌルは残っても大丈夫?
ヌルヌルが保湿成分なら、手に残しても良いじゃん!もっと言えば残した方がむしろ保湿されて良いのでは?と思われた方もいるかもしれません。
しかし、近年のハンドソープでは先ほど挙げた合成界面活性剤が含まれているケースが多いです。
石油系の合成界面活性剤は肌へのダメージになり得ます。
つまりは、しっかりと洗い流した方が良いということです。
しかし、その分水道代も嵩みますし、長時間洗えばそれはそれで手荒れにもつながります。
そこで次に、泡切れも良く、肌にも良い合成界面活性剤不使用のハンドソープを調べてみました。なるべくお求めやすい価格のものだけを挙げてみました。
泡切れ良し!手荒れしないリーズナブルなハンドソープ5選
シャボグリーン
公式ページによると、通常のハンドソープの半分の時間ですすぎ終ったと感じられるそうです。
また、ヤシの実生まれのハンドソープで、合成界面活性剤は不使用とのこと。
2021年2月末をもって生産は終了しており、現在の在庫がなくなり次第販売終了とのこと。
Amazonや楽天でも売っているようなので、気になった方は早めにチェックした方が良いかもしれません。
arau アラウハンドソープ
arauブランドのハンドソープです。
こちらも合成系の洗剤でないため、ヌルヌルが残りにくく、すすぎ時間も短時間で済むそうです。
また、赤ちゃん向けの商品をたくさん出されているブランドなので、この商品も肌への優しさを大事にしています。
LAS・高級アルコール系合成界面活性剤不使用、合成香料、着色料、保存料など、アレルギーや肌荒れの原因になり得るあらゆる添加物が入っていません。
パックスナチュロン ハンドソープ
創業100年を超える太陽油脂から出ているこちらのハンドーソープは、ヒマワリ油を使用しています。
ぬるぬるせず、天然ヒノキの爽やかな香りでさっぱりと洗えるとのこと。
黄色のボトルが可愛いですね。
ミヨシ石鹸 無添加せっけん泡のハンドソープ
すでにお分かりの通り、合成系の洗剤ではなく無添加の石鹸系のハンドソープであればヌルヌルしにくいのです。
そこでこのミヨシ石鹸のハンドソープですが、本当の「無添加」とは何かを考えて作ったとのこと。
ミヨシ石鹸のホームページによると、「無添加」の定義は法律上存在せず、各々メーカーが自由に「無添加」を掲げることが可能だそうです。
このハンドソープは、全て天然由来の自然成分だけで作られています。
シャボン玉石鹸 バブルガード
こちらも他のハンドソープと同様、合成界面活性剤不使用で「無添加」となっています。
特徴としては、無香料ということ。なので、料理中にも使っても、食材に匂い移りがしません。
匂いに敏感な人や匂いで好みが分かれる人にはオススメです。
無添加のハンドソープはウイルスに効果はあるのか?
そこで気になるのは、無添加の石鹸系ハンドソープがウイルスに効くのかということ。
合成界面活性剤という強力な洗浄作用を持つ物質を使ってない分、効果が薄いのではと思ってしまいがちです。
牛乳石鹸の公式ページによりますと、石鹸にも界面活性剤は含まれており、ウイルス除去の効果はきちんとあるそうです。あくまでも、合成界面活性剤ではないということです。
確かに、厚生労働省のページをみたところ以下の9種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効であると発表しており、純石けん分が今回紹介したハンドソープには含まれています。
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
- アルキルグリコシド(0.1%以上)
- アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
- 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
- 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
- 純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
- 純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
無添加の石鹸系のハンドソープでも、ウイルスに対して有効であると言えるでしょう。
今回のまとめ
- ヌルヌルの正体は、強力な洗浄成分である合成界面活性剤で、肌へのダメージになり得る
- 合成界面活性剤不使用の石鹸系ハンドソープがあるのでチェックしてみよう
- 石鹸系ハンドソープでもウイルスへの効力はある