海岸に生る赤い実の正体は?
海岸にお出かけしたところ、砂浜の近くにトマトのような植物がなっているのが目につきました。
Googleレンズで調べたところ、「ローズヒップ」とのこと。
ローズヒップ、名前だけは知っていて、どんな植物かは知りませんでした。
和名はハマナスというそうで、「ハマ」という言葉からも分かるように、海浜植物の一種だそうです。
また、調べたところ、この実は食べることができるとのこと。
ということで、今回はこのハマナスの実をジャムにしてみましたので紹介します。
ハマナス(ローズヒップ)でジャムを作る
海辺に生えていたハマナス
季節は8月で、ちょうど実が生って採りごろです。(8月から10月にかけて結実するとのこと。)
プチトマトのような見た目ですが、触ってみると硬いです。
収穫したハマナスの実
洗った状態です。
大きさも色味もバラバラです。
全体的には小ぶりな感じですね。
鼻を近づけると少し甘酸っぱい匂いがしないこともないかなぁ、という感じです。
切って種を取り除く
ハマナスの実を切ると中はこんな感じで、種だらけで、果肉はあまりありません。
ちなみに、この実は果実ではなく偽果というらしいです。
香りは先ほどより強くなりました。
全ての実から種を取り除きました。
柔らかくなるまで煮込む
種を取り除いた実を、もう少し細かく切って、鍋に入れます。
そこに、実が浸るくらいの水を入れて、柔らかくなるまで煮込んでいきます。
途中、硬さを確認します。
ザルでこしてピューレ状にする
柔らかくなった実をザルにあげて、スプーンなどで潰していきます。
するとピューレが下に落ちていきますので、それを集めます。
今回は実が全体的に小さく、量も少なかったので、ハトの涙ほどしか落ちてきませんでした。
白砂糖と水を加えて煮詰める
砂糖を3分の1くらいの量加えて、少量の水も加えました。
量が少ないので、鍋で煮詰めることもないかと思い、このまま電子レンジでチン。
砂糖が入っていて焦げやすいので、時々取り出して様子を見ます。
ジャムくらいの粘度になったら出来上がりです。
砂糖の甘みの奥に、野性味のある酸味と味わいを感じ、美味しいです。
とはいえ、ジャムとしては量が少なすぎるので、お湯に溶かしてローズヒップティーにしてみました。
ハマナスの花を浮かべています。
家族からは「味が薄い。」とのことでした。
できればジャムのままヨーグルトなどに混ぜて食べたかったですね。