深層学習によって、自動で塗り作業をしてくれるPaintsChainerですが、リリース当初の仕様から何点か改良された模様。
今回は4点の改良点を紹介します。

処理速度の向上

これが最も有り難かった改良です。
当初はColorizeを選択してから結果が出るまで物凄く時間がかかっていました。
今はとても早く処理されるので、「ヒントを少し出しては結果を確認する」という作業の繰り返しが、ノンストレスで出来ます。
さくらインターネットの月額10万円する高性能サーバー「高火力コンピューティング」を利用されているようです。

元の線画サイズのままで画像が出力される

以前は、「ファイル選択」で画像を選択した段階で、画像が縮小されていました。
今はそういうことはなくなり、元のサイズのまま表示されています。
着色後の画像は依然として縮小されますが、元の線画サイズから着色後の画像サイズの比較が画面内で出来るようになったので、どの程度縮小されたのか分かりやすいです。
特に、縦幅が長い絵において顕著に分かりやすいです。

色の追加

薄い色が増えました。
PaintsChainerでは薄い色の方が綺麗に塗れるので、今回の追加はPaintsChainerの良さをより生かす事が出来ます。

また、肌を塗るのに使えそうなペールオレンジ系の色も追加されました。
だけど私はどれも濃すぎて使ってません。
ただ薄い色を用意して頂けたのは嬉しいです。
欲を言えば、もう少し赤みがかった感じの色がほしいです。

カラーコードを入力すれば自分の好きな色が使えます。
とはいえ、毎回指定するのは手間なので、カラーサークルを実装してほしいですね。

ヒント機能の性能が向上

以前はうまく使えなかったヒント機能でしたが、私でも使えるくらいに使いやすくなっています。
まだまだ細かい所の指定は厳しいですが、大まかな所であれば大抵はみ出さずに塗ってくれます。
黄色系などの彩度の高い色はまだ苦手な印象がありますが、黒に近い濃い色は割と綺麗に塗ってくれます。
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今までできてたのに・・・

全体的には確かに改良されているのですが、前までは綺麗に塗ってくれていた線画で、塗ってくれなくなったものもあります。
例えばこちら。
前に塗って頂いたトトリちゃん。
totori0
ご覧の通り、綺麗に塗ってくれています。
しかし、この線画が今は塗ってくれなくなりました。
一体どんな風に塗られているのかというと・・・結構えぐいです。
閲覧注意なので見たい方は心して見るべし。

恐怖の鳥肌画像はこちら






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一体何があったんだ。
どうやら線画の白地の所がまだらだと、こんな荒ぶった状態になるようです。
基本的にあらかじめ線画からゴミ取りをして綺麗にするべきですね。

今後も良い方向に仕様が変わっていくと期待して、暖かく見守っていきたいと思います。

邪推

このPaintsChainerは肌の彩色に優れているで、服を着てない絵だと特に綺麗に塗ってくれます。
それを利用してハッサンは、猥褻な線画に色を塗らしていました。
尻を突き出した線画でした。
やっぱり尻好きなのか。
私の尻にも興味をしめしてほしいなぁ(((´д`っ*⊂)))(フリフリ

もしやこのプログラムを作った人もそういう意図で作ったのではあるまいな・・。
いや、考えたくはないが、開発者も男の子(29歳)だもんね。