自動着色AIのPaintsChainerに、新たな着色スタイル「さつき」が登場しました。
今回は、その「さつき」による着色が、従来モデルとどのように異なるかをお見せします。
実際に塗らせてみた
従来の初期モデルは「たんぽぽ」と名づけているそうです。
両者を比較してみましょう。
まずは「たんぽぽ」で着色
左の線画内の色線はAIへのヒントです。
「こんな色で塗って欲しい」という希望をAIに伝えることができます。
次に新モデル「さつき」で着色
たんぽぽと同様にヒントを与えています。
並べて比較してみると
左が「さつき」、右が「たんぽぽ」です。
全然違うことが分かります。
具体的には以下の様な点が異なっています。
- 背景の水色の塗りこぼしが無くなった。
- 人物と背景を明確に区別してくれるようになった。
- ぼかしが控えめになり、線画が活かされるようになった。
- アスペクト比のズレがほとんど無くなった。
とはいえ、「たんぽぽ」もずいぶんと進化しているので、十分に活用できます。
淡くて優しい感じで塗りたいなら「たんぽぽ」で着色する、というように絵によって使い分けても良いでしょう。
新機能「お絵描きツール」
今回のアップデートでは「さつき」だけでなく、PaintsChainer上で絵を描くことできる新機能も実装されています。
これを使えば、イラストソフトが無い方でも手軽に自動着色を試せます。
試しに適当に描いてみましたが、ちゃんと塗ってくれてビックリです。
何となく描いた絵がニッコリ笑った顔だったのは、新モデルの登場を喜ぶ私の心の有り様をあらわしているのだろうか・・・(笑)
物凄いスピードで学習していってるPaintsChainer氏。
これからもありがたく使わせていただきます。