今はプラチナトロフィーを目指している所です。
今回は、DEATH STRANDINGを一通りプレイした上でのレビューです。
気になった、惜しい部分
荷物の扱いがいろいろ面倒
△ボタンでフィールド上に荷物を降ろすと、全ての荷物を落としてしまうので、使いにくい。
全然使うことがなかった。
あと、荷物の変更をキャンセルすると時に、いちいちカーソルを左に動かしてから○を押さないといけない。
さらに、決定ボタンを押すためには毎回一番下までカーソルを動かさないといけないのが、かなり面倒くさい。
ゲーム上、何度も荷物のやりとりをすることになるので、キャンセルと決定はワンボタンでスムーズに出来るとよかった。
ただ、荷物を最適化できるのは良かった。
ムービーシーンが多いのはいいのだが
すでに視聴したムービであれば、ワンボタンでスキップできるようにしてほしかった。
プライベートルームの出入りや荷物の納品、その他多くの場面でムービーが挟まれるのだが、その度に「オプション→スティックキー右→スキップに○」を押さなければならない。
何度もその入力をすることになるので、次第に慣れていき、最終的にはワンボタン式と比べて数秒の差でしかなくなる。
しかし、何度も行うがゆえにとじわじわとボディブローのように効いてきて、ストレスになる。
「・・・この作業、必要か?」と思ってしまう。
ムービーを見て欲しいからこその仕様にしているのだろうが、私は言いたい。
「ゲームは映画じゃねー」と。
ジップラインは諸刃の剣
簡単に作れて便利なジップラインだが、徒歩や国道の存在価値というか良さが希薄になった。
あとは景観を損なわせる。めっちゃ使いましたけどねジップライン。
残念なアイテム
プライベートルーム内のシャワーやトイレの利用で手に入るアイテムがある。
その特殊な入手方法ゆえに強いのかと思えば、意外とたいしたことなくて中盤からは使うことがほぼない。
しかも、もっと強力な”血液グレネード”が序盤から簡単に作れるので、ますます無くても困らない。
特殊に入手できるのであれば、武器の弾として使えるとか、派生元を増やしてどんどん強くなるとか、そんな仕様なら良かった。
そういった特別な個性が無ければ、ただでさえで出来る事が少ないプライベートルーム入ってまで入手しようとはならないだろう。
さくさくプレイしてる人なら尚更、必要な時以外で立ち寄ることはない。
トラックが面倒
トラックが端末前に陣取っていることがある。GTA5でタトゥー欲しさに車庫前に爆弾付きの車を置いて25人も殺した害悪プレイを思い出したわ。
端末ぎりぎりまで近寄らないとトラックに積むことができないためそうなっているのだが、オンライン上でいくつもトラックが陣取ってるのが地味にうざい。
特に自分のトラックに積みたい時、他のトラックが陣取ってると動かさないといけないのがめんどい。コスプレイヤーの端末前にトラックを置いてる奴が多すぎて、もはやわざとやってると思うほどだ。
せめて最後に乗ったトラックを荷物を積める判定にして、もうちょっと距離範囲を広くしてくれたら、こんな邪魔くさいトラックがいたるところに配置されることもなかったとは思う。欲を言えば、乗ったままトラックを廃棄したり端末に触れられたらよかったね。乗り降りすら面倒になった、面倒くささの極みである。
いい曲がたくさんあるけど
運搬時にラジオ感覚で聴く事ができない。
建造物のレベルを上げればミュージックを設置することが出来るが、その場にずっといないと聴けないため、実質プライベートルームで視聴してるのと変わらない。
ストーリー上、盛り上げたい時に曲を入れる仕様なので仕方ないけど、クリア後に曲を流しながら移動できるようになったら、もっと長く楽しめたと思う。
Amazonの評価について分析
ハッサンからamazonの評価が分かれていると聞いて見てみました。評価が低い人はすぐ諦めてる人が多い。
アクションゲームだと勘違いして買った人は置いといて、運搬ゲーだと分かって買っててなお面白くないとなっているのは、気になる点に書いたような些細な部分がそもそも運搬を楽しみたい人にとっては邪魔に感じているからだろう。
じわじわ面白くなっていくから続けないと分からないという人もいた。
でも実は、このゲームは最初から面白い。自分でルートを決めることもそうだが、面倒なことも達成したときの喜びは大きいし、進めれば進めていくほど出来ることが増えてカタルシスが得られる。
最初の面白さを理解できていない人に10時間20時間続けた所で本当に面白くなることは難しいだろう。
根本的な問題として、ムービーをそこかしこに入れて操作性を悪くしているのが問題と思われる。
ゲームに忍耐力を求めても多くのライトユーザーはそんなもん持ち合わせていないので、いかにストレスをあたえないかが今のゲームに必要なところだと思う。
そういった意味で万人受けしないし、おすすめできるゲームとは言えないだろう。
これを高く評価してる人は小島さん信者だとかディスってる人には、そもそも小島ブランドに吊られて買ったミーハーはお前だろといいたい。
売り上げ的には大成功でしょ。やったぜ。
制作期間短かったのによくここまで重厚な作品にしたなーとただただ感心するばかりだ。
ただ、今後ミーハーが買ってくれるか分からんから次回作もっと頑張んないとね。
いかに洗練するかが大事だと思う。ロード時間も大事ね。
ストーリーについて
ボロボロ泣いた。私は共感性が高いから何にでも泣いたりする。凄くよかった。
小島さんは映画好きらしいけど、あくまで映画好きの枠からでることはなかった。
よかったんだけど、他のクオリティと比べたらもうちょっと面白いのが欲しいと思ってしまった。
これだけ素晴らしい人との繋がりが持てる人なんだから、世界観はそのままで脚本は別の人に任せてほしいなーと個人的には思いました。
色々書きましたが、100点満点でいうと95点です。
目が痛くなるくらい楽しませてもらったし、冒険してる感じがしてとてもワクワクしました。マジで時間泥棒なんでプラチナとったらお休みします。