この辺では見ない顔ってそんなに特徴的な顔してますかねぇ・・。
「そう言うアンタもどの辺でも見ない髪型してるで。」

なんとなくローアングルでお届けします。
主人公「おいカメラマン、もっと下!カメラ下げて!(小声)」

主人公「もう一声!」

スカートの女性「どうかされました?」
主人公「あっ!はい!ありがとうございます。(焦」
スタタタッ
主人公「どうや獲れたか?」
カメラマン「いやー、ちょっと微妙っすね。」
主人公「とりあえず部屋で映像を確認するぞ。」

主人公「なんかワケありっぽい人ばっかりやなぁ。」
子供「え~ん え~ん!いなくなった猫のメアリーを探してほしいの。え~ん!」
主人公「ちょっと映像の確認先にしたいねんけど・・・仕方ない、待っててや。」

主人公「はっきり言って捜索難航してる・・・こいつで妥協してもらうしかないなぁ。」
カメラマン「いや探し始めてまだ1分も経ってないですよ!」

どこに行っちゃったんだろう。
主人公「先立つ不幸を・・・お許しください・・・」
カメラマン「いや低っ!落ちても怪我で済みそう。」
主人公「実は前にもっと高いとこから落ちたけど無傷やったで。どや。」
カメラマン「へぇ。すごいっすね。というか猫早く探しません?」
主人公「押すなよ絶対に押すなよ!」
カメラマン「え?あ、はい。」
主人公「押すなよ!絶対に押したりすんなよ!」
カメラマン「はい。」
主人公「押すなよ!」
カメラマン「はい。」
主人公「いや押せや!」
カメラマン「はい。」
ドンッ
ヒュー
ドカッ
主人公「痛っ!・・・何なんアノ子、めちゃめちゃ素直でいい子やん。」

そして遂に猫のメアリーを発見。
主人公「お、猫のメアリー発見や。めでたしめでたし。」
カメラマン「いや捕まえなきゃ!」

メアリーちゃん、こんな所にいたんだね。
主人公「”この泥棒猫がっ!”・・・一度言ってみたかったんや。堪忍してや。」

足が挟まっていたようです。
このまま飼い主を見続けていたとは、もどかしい気持ちでいっぱいだっただろう。
主人公「・・・。」
カメラマン「どうしたんですか?はやく助けてあげましょうよ。」
主人公「いまさら言うのも何やけど、わし重度の猫アレルギーなんや。」
カメラマン「自分もです。」
主人公&カメラマン「・・・・・。」

ドラゴンボールの18号に似ている子のもとに、メアリーを見つけたことを報告しにいきます。
主人公「お礼はいいから、何かかゆみ止め的なやつくれへんか?」
カメラマン「二人分お願いします。」

今日はここまで。
続く。