ゲーム内容の考察については他サイトにお譲りし、ここではプレイした素朴な感想を書きます。
プレイのきっかけになれば幸いです。
字幕の演出が素敵
「やけにオシャレを意識したゲームだなぁ」
プレイする前から感じていたそんな印象は、オープニングでの気取った演出で確信へと変わりました。
水彩画の絵と字幕を交互にしっとりと出してきやがるのです。
ありがちな手法ですが、私は好きではないです。
自分のペースで読めませんし、絵と文字を別で出すため2倍の時間がかかります。
さっさと進ませたいです。
・・・なんてことを思っている私の心をあたかも察したかのように、その後からは気取るのを止め、映像と字幕をいっぺんに出すように。
一方、良かった演出もあります。
移動中、画面のあちこちに字幕がぽんぽんと現れるのは素敵でした。
どんな字幕が出るのか気になって、どんどん進めちゃいました。
ストレスフリーで遊べる
次に目指すべき場所は白く点滅しているので迷わないで済みます。
死んでしまっても、すぐ近くのチェックポイントからスタートしてくれます。
同じ場所に一定時間滞在しているとヒントをくれます。
ライトユーザーにも優しい仕様ですね。
少女は止まらない
少女が登場します。
そして少女を追いかけます。
しかしこの少女、立ち止まりません。
「雨宿りがてら一旦休憩でもしようかな」という発想は持ち合わせていないようです。
敵にひたすらに追いかけられて疲れているはずなのに、立ち止まりません。
ちょうど腰掛ける椅子もあって敵もいない、そんな休憩するにはもってこいの場所もスルーして走りぬけます。
私がそこ辿りついた時にはもう居ない。
謎にバイタリティの高い少女です。
ひたすら少女を追いかけてようやく出会えた後は、主人公と2人で行動します。
2人の力を合わせたアクションを見せてくれます。
しかし、意外とアクションのバリエーションに乏しいのは寂しいです。
手を繋いだり、椅子に座ったりもしません。
多彩なアクションが当たり前なゲームに慣れてしまったので、ちょっとやそっとのアクションでは何とも思わなくなってしまった自分がいます。
以降ネタバレ注意
怪物は何度倒しても復活してきます。
犬夜叉の奈落並にしつこいですね。
最後の最後まで出てきます。
さすがに扉から出てきた時は笑っちゃいました。
そしてエンディング。
字幕と映像を交互に出してくる例の手法も、エンディングではむしろ効果的に働きました。
気持ちの準備が出来ていなかったオープニングの時点とは違い、すでにrainの世界に浸れていたエンディングの時点では、あのような情感たっぷりの演出を受け入れるだけの気持ちが出来上がっていたようです。
結末はもやもやとさせていましたが、「ご想像にお任せします」という事なのでしょう。
いずれにせよ雰囲気はとても良かったです。
2周目で全ての「記憶たち」をゲットしました。
正方形の小さい絵って可愛くないですか。