テイルズシリーズのプレイ履歴

テイルズシリーズでクリアしたものは

  • デスティニー
  • デスティニー2
  • リバース
  • エクシリア

プレイして挫折したシリーズは

  • ファンタジア
  • シンフォニア
  • レジェンディア
  • エクシリア2

こう見ると結構挫折していますね。

大人気シリーズ

世界累計100万本突破記念として、6月27日まで1999円でセールしていたのでとてもお買い得でした。
続きが気になるストーリーでグイグイ引き込んでいきます。
今作も、ワクワクしながらプレイできました。

気になる点

動画はおろか、スクリーンショットも取れない。
部分的にムービーが取れないとかじゃなく、全部。ネタバレ防止にしてもガチガチすぎる。
その割には発売してすぐyoutubeでストーリーが全て公開されている動画を放置しているあたり、ペルソナ5のような法的措置を取る!といったようなこともなかったようです。

闘技場みたいな場所では動画もスクショも開放されましたが、本当に少ない印象です。トロフィーとってもスクショも撮られないってなんか寂しいですね。

ロード時間が短い!

マップ間の移動など、ほぼストレスなく進めることができるのがありがたかった。
挫折したシリーズのシンフォニアとレジェンディアはロード時間の長さで挫折しました。
今回、そういった心配がないので良いですね。

システムについて

覚えることが多くて難解。
防御してもダメージはくらうので、基本的に避けながら戦うのですが、ノーマルでも気を抜いてるとあっさり全滅する。
かといってシンプルはぬるゲーすぎるので、シンプルとノーマルの間にもう一段階難易度があると良いかなと思った。
ストーリーを追う分や、強くなるまではシンプルでやった方が精神衛生上良いと思う。

フィールドの移動が多い分、工夫がそこかしこに散りばめられていて好感が持てた。
ねこスピという収集要素は、マンネリになりがちなフィールド散策に楽しみを与えてくれます。
移動速度はストーリーを進めるごとに上がり、最終的にはボードに乗ってさくさく進められるようになります。だけど、常に乗れるわけではなく、最初はそのエリアマップごとに地相樹という場所に行って触れなければ使用することが出来ません。
一度入手すればそのフィールド(ダンジョン)では移動し放題になるのだが、場所によっては攻略直前で手に入ったりもして、考えられている。
その後もフィールドの行き来をすることがあるのでいつ入手しても楽になるのは間違いない。

強化について

武器防具ごとにスキルがついていることが強化の足かせになっているように感じた。
スキルマスターしたものをいつまでも装備するより、新しいスキルを身に付けるために別の装備をして自身を強化した方が長い目で見て良かったりするので、なかなか同じ装備をつけることがない。
同じ装備をつけることが無いとなると、強化もしにくく、ストーリーを進めることで強化上限がどんどん上がっていくけれど、その分強化の素材の量も増えていくので同じ装備を連続して強化することは難しい。
もちろん分解して素材は手に入るが、目的の装備と同じ種類の素材が手に入る装備を分解しなければ手に入らない。そのために敵を狩るのも骨が折れる話だ。
私は強化ボーナスがもらえる程度しか強化せず、最終的に面倒になって強化すらしなくなる現象に陥ってしまった。もちろんたくさん強化した装備を分解すればある程度の素材は返ってくるのだが、苦労して強化したものを分解するのは結構勇気がいるし、完全に元が取れるわけではないので悩んでしまう。
この強化というのは最終的な最強装備の時に使う程度でストーリーでは+1や+2しか強化しないおまけ要素になっていました。

装備をマスターしたら付け替えをするので、ストレスを少しでも減らせるようにそのキャラがマスター済みのものは表示されないようにチェックできたら管理しやすかった。

ムービーシーンではライフィセットが回復をして回復術の必要性を出しているが、実際の戦闘においては回復がクソほどの役にも立たなかった。
特に難易度を上げるとビックリするほどHPの回復量が少ない。
回復は基本的にブレイクソウル。

テイルズオブリバースの時、アニーを入れずに進めたらボスで詰んだことがありました。
その時、初めて回復キャラの重要性に気付きました。
ベルセリアは回復キャラを必ず入れなければならない、ということがない分、自由度は高くなりました。
しかも回復できるキャラは4人いて、蘇生は2人。
しかし、どの回復もクソで、蘇生も遅すぎるので戦いにおいてはライフボトルか、やられる前に切り替えという手段でしょう。

だけど、回復量を減らしたり、ブレイクソウルで回復させる手段はあんまりだなぁと思いました。

キャラクターの戦闘評価

ベルベット

ブレイクソウルが強い。強いのだが、HPが減り続けるので使用した直後から連続して攻撃を繰り出してHPを吸収する必要がある。
CPUにしたらブレイクソウル使用でもまともに攻撃せずにHPがごりごり削られて戦闘不能になる間抜けさがある。彼女をパーティに入れるなら操作キャラじゃないと難しいかもしれない。

ライフィセット

術ぶっぱマン。強力な術をバンバン撃ってくれる頼れる火力型。スペルアブソーバーで術を短縮できるのでマギルゥと相性が良いかも。

ロクロウ

移動速度も速くて多分こいつが一番強いんじゃないかとひそかに思っている。
操作は癖があって難しいが、慣れれば楽しいかも。CPUでも強いので物理アタッカーとしてメンバーに入れて問題ない。

アイゼン

ブレイクソウルが広範囲で威力も高いのだが、気絶かダウンした相手でないと発動しないという制限が付いている。
しかし、CPUだと味方がダウンさせたものでも即座に発動するのでデメリットがほぼ無い。
物理防御が最も低いのでいつの間にか死んでることがある。使いにくくてベンチ入りにしてしまいました。

エレノア

最も好きなキャラクターということもあってメンバー入り。自分の操作じゃ使いこなしきれないが、CPUだとトリッキーな動きを見せてくれる。
可愛い。

マギルゥ

まさかこのキャラクターをずっと操作キャラにするとは思わなかった。
ブレイクソウルの「スペルアブソーバー」が優秀すぎる。術を詠唱する敵の詠唱をキャンセルし、キャンセルした術を一定量溜め込むことでランダムな術を発動。
さらに味方の詠唱を短縮する効果も付いている。
味方の作戦を「術を使わせるな」にする必要はなくなり、彼女だけで魔法攻撃をする敵を一網打尽に出来る。
普段の攻撃は「霊揺」という技だけぶっ放せば良い。「なっがれぼし~!」と言い続けるので自分が使っていなければウザイことこの上ないが、これが最も強いと思う。

2周目引継ぎ要素が残念

レアボードが最初から引き継がれないので移動がだるくてやる気が起きない。
苦労して最強装備を手にいれて強化しても引継げないので1周目で頑張っても無駄になる。
装備熟練度も2周目でその装備を入手してからじゃないと反映されないとか誰得やねん。全然強くてニューゲームできないからつまんない。

メインストーリーについて(ネタバレあり)

弟が秀才だから村を出て王都の学校で勉強をした方が良いという村人の発言に対しても「私が困るのよ、心配だし、寂しいから」という理由で却下している。
村人からもライフィセットはしっかり者というお墨付きをもらっている。
しっかり者であっても過剰な世話を焼く所からみて、病気という理由が無くても自分の手元に置くだろうと思った。この時点でちょっと重い姉という印象。
幻覚の中で、弟が眠った状態でも「生きてさえいれば良い」というあたり、やはり「弟のために」という考えよりかは、「自分のために」弟が必要な人だと分かる。
ベルベットにとって弟は自分の全てであったのだろう。
義兄とも長い時間大切な生活、時間があっただろうが、殺すと思うほど復讐に燃えるのも全て弟に対しての愛情の深さ故だろう。

2号を自分の弟と同じ名前をつけ、エレノアに道具扱いするなといいながら本人が一番道具扱いしていたと思う。弟のことになるとすぐに感情的になり、何度も道具そのものの扱いをするようになる。頭を押し付ける暴力から、暴言まで。2号は10歳の子供だけに感情をぶつける相手としては見るに耐えないし、許せる範囲を超えてる感じはした。自己中と思われても仕方ないなぁと思われる行動は多々見受けられた。まぁ最初からそうなんだけど。

最終的に弟と誰にも邪魔されない空間に封じこもることになる。
ベルベットにとってはずっと弟と一緒にいたかったからこそ、ハッピーエンドともいえる。

しかし、それだけでは世界の均衡は保たれないため、2号がドラゴンになって世界の穢れを浄化する役割を担うことになる。全てはベルベットと弟が望んだ希望が残された世界を維持するために。
事前にエレノアにライフィセット(2号)を頼むと言うあたり、ベルベット自身、2号のために自分がどうしたらいいかなんて考えたことは一度も無いし、都合の悪いことは他人になすりつけているあたり、やっぱり弟が自分の全てで最優先事項なんだろうと思った。最後までワガママと自覚しながら貫き通したという点では評価できる。
2号の気持ちを分かった上でその選択肢を選んでるようにも見えたのでワガママ+悪女だと思った。
2号はベルベットのことが大好きで自分の意志でドラゴンにはなったが、ベルベットの本心は最後まで弟しか見てなくて、2号に対しては上っ面の言葉だけで最後まで道具扱いしていたなぁと考えると報われない話だなぁと思った。

ストーリーはテイルズの中では評価されているし、部分的に良いと思う所はあるけれど、全てがハッピーエンドじゃないと思った。