フリーゲームであることが信じられないほどのクオリティ

まず2章のボリュームの高さに圧倒されました。選択肢の多さはもちろんのことミニゲームも多く、楽しめる内容でした。

最初はイロモノな感じのキャラが多い印象でそれほど興味はありませんでしたが、それぞれの性格や話を聞いていくうちに愛着をもっていきました。
行動原理も矛盾なく分かるものなのでストーリーに引き込まれていきます。
2章の時点でそれぞれのキャラクターの個性と感情の掘り下げがあってほぼ全てのキャラに愛着をもちました。
死んでもなおそのキャラクターが残した情報や過去の話によってさらに好きになったりなど、魅せるものがあります。

シナリオは暗く、強制的に人が死んでしまうので救いがないです。
ストーリーが一本道になってしまうのは、仕方ないとはいえ、残念な所ではあります。

完結されていない以上、人に薦められる作品ではありませんが、面白いことに変わりありません。
ミステリーやストーリーを追っていくのが好きな人はタダというのもあるのでとりあえず遊んでみるのが良いと思います。

コンシューマ化やアニメ化もあってもいいんじゃないか?と思うほど良かったです。
謎は多く残されているので早く続きが知りたいです。
無事に完結されることを祈っています。