今回は、PS4のホラーゲームUntilDawnを紹介します。

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CEROの倫理規定をクリアしたゲームだけが世に出る

CEROは、ゲームの中身をチェックして「この内容であれば〇〇歳以上なら遊んでいいですよ」と、プレイヤーの対象年齢決めている機関です。
CEROに「何歳であろうと、この内容ではダメだ」と判断されたソフトは、世に出せません。
なぜなら、任天堂やSCEといった主要なゲームメーカーが「CEROのOKが出ていないソフトは発売しない」と決めているからです。
そういったソフトは、良くない箇所の修正を余儀なくされます。
その1つの例が、今回紹介するUntilDwanです。

お粗末な自主規制

UntilDawnにはスプラッタ表現が満載です。
例えば、斬首シーン。
これはCEROの倫理規定に抵触するので、当然修正しなければなりません。
しかし今回、そのやり方が余りにもお粗末でした。

その場面が訪れると、なんと画面を真っ暗にしてしまったのです。
音声だけは流れていますが、肝心の映像が見えないので何が何だかわかりません。
世に出す為にとりあえず見せないようにした、としか思えません。
一部ユーザーからは「暗転ドーン」と揶揄される始末です。
カメラの視点を移動するといった対応はできなかったのでしょうか。

新品のゲームは決して安い買い物ではありません。
Amazonのレビューを見た限り、今回の自主規制には憤りを感じた方も多いようです。
ゲーム内容の評価をする以前の問題ですね。

かまいたちの夜との比較

過去の何気ない選択が、それとは何の関係も無いような未来の出来事に影響する。
いわゆるバタフライエフェクトですね。
蝶の羽ばたきが遠くの場所で竜巻を起こす、という喩えで知られる現象です。

UnitlDawnでは、そのバタフライエフェクトを採用しているそう。
しかし、どの選択肢を選んでも、行き着く先はいつも同じ。
強いて違いを挙げるならば、登場人物が何人死ぬか、ということくらいでしょうか。

似たようなゲームに「かまいたちの夜」がありますが、こちらは選んだ選択肢によって、全く違うストーリーが展開します。

買うまでもないかも?

内容が気になる方はYoutubeを観れば事足ります。

ご覧の通り、グラフィックはとても良いです。

斬首よりもキツい表現がある

今回のお粗末な規制は、日本に限る話です。
海外版のUntilDawnでは自己規制は施されていません。
海外のゲームは、日本と比べると暴力表現の規制が緩いです。

斬首はアウトな日本ですが、手足が千切れたり内臓が飛出るといった表現はOKです。
私としては、スパッと死ねる斬首より、すぐに死なせてくれない四肢損壊/内臓破裂の方が精神的にくるものがあります。

ローカライズ方法はゲーム会社に委ねられており、ラストオブアスやスカイリムでは首がとれない仕様に変更されています。
そういった仕様変更を、リアリティが減るとして嫌がる人は結構います。
私もZ指定にしてる以上、むやみに会社に負担させるのはどうかと思います。