—–前回のあらすじ—–
前略。
読者の皆様。
ワイらは今ホムラの里にいるわけで。
そこは蒸し風呂が名物なわけで。
満喫しているわけで。
壮大なる冒険は、今やただの観光旅行と化してきているわけで。
それはそれで別にええかなって思い始めているわけで。
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主人公「せやなー。お前の妹、かなりデキが悪いしな。」
カミュ「いやほんと、そうなんだよ・・・って知ったような口きくなよ。」
主人公「蒸し風呂ってこともあって、ついな。」
カミュ「それならいいけど・・・なんでだよ。よくねーわ。」
主人公「ん?・・・あれはお前の妹か?」
カミュ「こんなとこにいないだろ。知らない子だ。」

主人公「おいおい、ここは男湯やで。」
カミュ「まさか、わざと入ってきた訳じゃないだろ。」
主人公「この子もワイの肉体美に見せられたんかと思って。」
カミュ「どんだけ自信過剰なんだよ。」
主人公「だってライザップで鍛えたからなぁ。」

主人公「迷子か、、たしかにこの辺は霧が濃いからな。。迷うのも仕方ない。」
カミュ「あぁ、俺らと遭遇できたのが不幸中の幸い・・・ってここ山岳とかじゃねーから!」

主人公「ルコっ亭宇野・・・?」
カミュ「“てい”を三遊“亭”円楽的な捉え方すんな!」
主人公「はーびっくりした。一席始まるんかと思ったわ。」

ルコ「ありがとうお兄ちゃんたち。」
カミュ「いいってことよ。」
主人公「ええんやで。出会えた暁には、噺(はなし)を1つ披露してもらえば、それでええから。」
カミュ「この子落語家じゃねーから!」
ルコ「ルコっ亭一門の名に恥じぬ芸を披露します。」
カミュ「ああもうがんばれよ!」

今日はここまで。
つづく。