—–前回のあらすじ—–
ホムラの里に到着したワイとカミュ。
なんと、蒸し風呂がオープンしたばっかりだそうや。
カミュが臭いからさっそく入ってみることになったで。
カミュの汗臭さのおかげでここんとこ魔物が一切寄り付かなかったっていうメリットはあるんやけど、さすがにワイも寄り付きたくないからなぁ。
————————–
主人公「こんな本見つけたで。」
カミュ「『よろい作り入門』?・・・何々、「本書では、私がよろい作りの魅力に目覚めるまでの60年を全200ページに渡って語りつくします!」・・・読まんわ!しかもめっちゃ遅咲きだし!」
主人公「読み終わったら蒸し風呂行くぞ。」
カミュ「湯冷めるわ!」

カミュ「なんだか揉めてるっぽいなぁ。」
主人公「ちょっとちょっと二人とも、ワイの為に喧嘩やめてくれやー」ブリッジしながら近づく
カミュ「行くな行くな!ややこしなる!あとトリッキーな移動すんな!」

カミュ「はぐれた妹を探してるみたいだな。」
主人公「はぐれシスターやな。」
カミュ「はぐれメタルみたいに言わなくていいよ。」
主人公「それお前!はぐれ刑事純情派ディスってんのか!」
カミュ「あぁディスってるよ!もうディスってるってことでいいよ!」

主人公「ふんっ。聞くのは自由や。ま、答えるとは限らないがな。」
女の子「あらそう。でもアンタの顔、どこかで見た記憶が・・・。たしかYoutubeで・・・」
主人公「お!観てくれてるんか!せや!ワイキンや!」
カミュ「急にペラペラなんだよ、、」

主人公「いやほんと、このワイキンに逢えるなんて、ついてるなぁ君。」
女の子「ワイキン?ごめんなさい人違いみたい。別の人だわ。」
主人公「ななななんじゃい!」

主人公「え、ちょっとオッサンの目の前で服脱ぐのはちょっと///」
カミュ「何を意識してんだよ。」
主人公「なめ回すように見たりしないでくれよ?」
オッサン「はは、まぁ。」
カミュ「そこ曖昧な返事すんなよ!」
主人公「ワイの肉体美に魅せられて襲ったりせーへんか?」
オッサン「安心してください。理性を失った時のために、鎖で足と床を繋いでいますので。」
カミュ「いやそれ聞いたら微塵も安心できねーわ!」

オッサン「私も後ほど向かいますので、、」
カミュ「なんでだよ!くつろげねーわ!」
主人公「向かうと行っても、あんた鎖で繋がれてるんやろ?」
オッサン「コレもだいぶ古くなってきてますんでね。時間をかければ壊せそうです。なので、極力ごゆっくり、長く、おくつろぎくださいね。」
カミュ「すぐ上がるわ!」

主人公「おいおい、いつワイが男やと言った?」
オッサン「いや、すみません。すっかり男性だと思っていました、、」
主人公「ワイが女性やという説を唱えてる人もおるんやぞ。」
オッサン「そうですか、、では、念のため確認したいので、服を脱いでもらってもいいですか?」
主人公「それでワイが女性やったら、これは完全にセクハラやぞ?」
オッサン「ぐぬぬ。」
主人公「それじゃ、女湯に行かせてもらうで!」

-後日談-
結局、女湯には誰もおらへんかったぞ!おい!(20分くまなく探した結果)

主人公「ぜんぜんよくないわ!」
カミュ「今入ってきたばっかりどうしたんだよ。」
主人公「あ、いや気にすんな。」
カミュ「ん?なんかお前入ってきた時からすでに汗かいてねーか?」
主人公「あ、いや、ちょっとな。オッサンと揉めてたんや。」
カミュ「そうか。まぁ、トラブルは起こすなよ。」

主人公「そうやな、、うーん・・・あ!」
カミュ「おっ!なんかあるのか!?」
主人公「温泉が名物っぽい感じがするで。」
カミュ「お前は一生蒸されとけ。」
主人公「あ、そういやさっき、妹を探してる女の子がおったわ。」

主人公「もしかして「妹」で面白いダジャレ言おうとしてる?」
カミュ「言おうとしてねーわ!」
主人公「いもうとしてないんか、、」

今日はここまで。
つづく。